
稲葉香と歩くヒマラヤ最奥の地
アッパードルポ トレッキングツアー
2026年8月16日(日)~9月20日(日)36日間


アッパードルポ(Upper Dolpo)とは
ネパール北西部、チベット国境に連なるヒマラヤ最奥部。標高5,000mを超える峠に囲まれ、長い間外界から隔てられてきた「もう一つのチベット文化圏」
乾いた高原、風に削られた岩山、 ターコイズブルーの湖、断崖の僧院。
近代化の波がゆっくりとしか届かなかったこの地には、古 い信仰と暮らしが今も息づいています。 アッパードルポへ至る主要ルートでは5,000m級の峠を越えないと入れません。その内側には、標高4,000m前後に村々が点在する、人の生活そのものが高所にある世界が広がっています。
歴史と外国人入域の歩み
アッパードルポは1980年代まで外国人の立ち入りが禁止されていた閉ざされた地域でした。1992年、旧ムスタン王国と共に入域が解禁され、外国人トレッカーの受け入れが始まります。現在も文化・自然保護と安全確保のため、ネパール政府による制限区域が敷かれ、特別許可証と現地スタッフ同行が義務付けられています。 この制度があるからこそ、伝統的な生活文化と原初的な自然環境が守られています。
地の鼓動と旅の魅力
標高4,000mを超える高地を横断する天空の回廊。峠の先に現れるのは、石造りの村、祈りに満ちた僧院、交易の記憶を残す古道。チベット仏教とボン教の世界観が今も生活の中に息づき、聖地シェー・ゴンパ(僧院)やシェー山(水晶山)など、体感する文化遺産が連なります。




稲葉香より
-ドルポを想い続けて-
ドルポは厳しい自然の中で、人と土地が長い時間をかけて関係を結んできた場所です。
私はこれまで現地に通い、その感覚を体験として受け取ってきました。
この土地には、河口慧海が歩き、川喜田二郎隊が記録を重ね、そして師匠・大西保をはじめとする先人たちが現地に関わり続けてきた歩みがあります。私はその長い流れのずっと後ろに立ちながら、現地でその空気に触れてきました。
いまドルポは変化の中にあります。
道路ができることは現地の未来にとって大切なことです。
しかし同時に、人が歩いてきた古い道や静かな営みが少しずつ姿を変えているのも事実です。この旅では、その両方を見つめます。
風景を消費するのではなく、土地に生きる人々の今に出会い、受け継がれてきた文化の意味に触れ、この風景と私たちはどう向き合うのかを考える時間です。
例えば、ドルポの織物。形を変える前に、まずそのまま受け取ること。そうした小さな関わりが、営みをつなぐ力になるかもしれない。
この旅は、そんな可能性も静かに探ります。
楽な旅ではありません。
だからこそ出会えるものがあります。
ドルポを訪れるのではなく、ドルポと出会う旅へ。

高所、長距離、厳しい自然環境
楽な旅ではありません
しかしその一歩一歩が、日常では出会えない時間へとつながっています
歩いた人にしか見えない景色があります
時間の流れが違う世界へ、身体ごと入っていく36日間
稲葉香と共に、アッパードルポというもう一つの世界の地平を歩きます
旅のハイライト
• クーラ大祭(12年に一度の伝統的な祭)
• 河口慧海の足跡をたどる道
• シェー・ゴンパ(僧院)とシェー山(水晶山)の聖域
• ポクスムド湖の深い蒼
• 未開の山岳景観と澄みきったヒマラヤの大気
• 標高5,000m級の峠からの大展望
• ボン教が息づく土地と、チベット仏教の聖地シェー周辺
• 交易の記憶を残す古道
• 厳しくも温かな山の暮らし
• 静けさの奥に広がる風景
■クーラ大祭
聖なる山・クーラカン(5,999ⅿ)が目の前にせまるティンキュー村で行われてきた12年に一度の伝統的な祭。邪悪な力を浄化し、人・自然・精霊の調和を保つために行われるボン教の神聖な儀式であり、共同体の結束や農耕の祝福、文化の維持にも重要な役割を果たしてきた。ここでいう「クラ」とは、邪悪なものを取り除き、村・家畜・作物・人々を守り、自然界と霊的存在とのバランスを保つことを目的とする。ドルポの信仰では、自然には精霊が宿ると考えらえている。
観光地ではなく、暮らしと信仰の中に旅人が入らせてもらう場所。
稲葉香が長年歩き、現地の人々との関係の中でたどってきたルートを進みます。
■ この遠征の条件
• 参加対象:トレッキング経験者のみ
• 標高5,000m級の峠を6本越える本格縦走
• 日本出発から帰国まで:37日間 (ネパールの滞在日数36日間)
• トレッキング日数:27日間(7日間の休養日込み)
• 3~4日に一度の休養日 (僧院見学、村の大祭など文化行事を含む)
• テント泊:計24日間
• ネパール政府指定 制限区域(特別許可エリア)
稲葉 香
Kaori Inaba
1997年から旅に出るライフスタイルを続ける。19歳でリウマチが発病し、山に登るなど想像も出来なかったが、2002年ヒマラヤトレッキングにより人間の根源的な力や大地の力に目覚め、山を登るまでに復活した。
再発と復活の繰り返しの中、同じ病気でもあった僧侶・河口慧海師の存在を知り、彼が経典を求めてチベットへ越境したルートに惚れ込み歩み続け、2007年 西北ネパール登山隊(故・大西保 氏)の遠征の参加をきっかけに西ネパールに通っている。
大阪・千早赤阪村で山小屋美容室経営「Dolpo-hair」、様々なジャンルの講演会、執筆、ヒマラヤトレッキング企画など、活動は多岐にわたる。
2020年第25回植村直己冒険賞受賞
著書:
2022年 西ネパール ヒマラヤ最奥の地を歩く ~ムスタン ドルポ フムラへの旅~(彩流社)
2024年 ドルポ写真集 西ネパール 祈りの大地 (彩流社)
メディア : NHKかんさい熱視線、 NHK「こころの時代」

基本条件
●日程:2026年8月16日(日)~9月20日(日) 36日間
●発着地:カトマンズ
●現地ツアー代金:1,470,000円
*現地ツアー代金に加えて、日本からカトマンズへの往復航空券代金が別途かかります。
●最少催行人員: 4名様以上 (限定6名)
●添乗員:なし ※ツアーリーダーとして稲葉香さんが同行します。
●上記代金に含まれないもの:
・日本~カトマンズまでの往復航空券 (ご希望に応じて別途お手配致します)
・ネパール査証(ビザ)代金: アライバルビザ 90日間有効/実費125米ドル
・カトマンズやポカラ滞在中の昼食・夕食代
・トレッキングに必要な個人装備
・個人的なお土産代など
・トレッキング中のお食事・お茶代は含まれますが、冷たい飲み物やアルコールなどは含まれません。
・お寺や美術館等の入場料など
・レスキューヘリ費用や健康上の理由等による突発的な緊急対応にかかる費用等
・現地トレッキングスタッフへのチップ
・海外旅行保険 35~39日間(日本出発日~帰国日までご加入ください)
32,110円~71,930円 ※保険料は補償内容やご年齢に応じて異なります。
●トレッキング中の基本装備について:
お申込み後に、装備リストをご案内させていただきます。
基本的なトレッキング中に必要な装備やテントは各自でご用意ください。
●パスポート
パスポートの残存有効期間は入国時に6カ月以上必要になります。
●ビザ(査証)
ネパールに入国するためには査証(ビザ)が必要です。
観光査証は、各国所在のネパール大使館・総領事館のほか、トリブバン国際空港(カトマンズ)や
国境の入国管理事務所(陸路の場合)で取得できます。空港または国境の入国管理事務所での
査証取得手続きには、有効な旅券(申請時に有効期限6か月以上必要)および記入済みの申請書と
申請料が必要です。
2026年2月4日現在、申請料は滞在期間15日で30米ドル、30日50米ドル、90日125米ドルが必要です。
●申込締切日:2026年6月16日(火)
●申込方法
まずはメールにてお問い合わせください。
担当者より、折り返しご返信させていただきます。
saito@phoenixtour.co.jp (担当:山本恵美)